江陵(カンヌン)の正東津の海辺、砂時計公園の中に、黒い蒸気機関車がカラフルな客車を引いたまま止まっている博物館があります。正東津時間博物館は、列車の中を「時間」というテーマひとつで満たした場所で、客車を一両ずつ通るたびに、日時計から原子時計、ヨーロッパの宮廷の金色の時計まで、時間の歴史をたどっていきます。初日の出の名所、正東津で日が昇ったあとに立ち寄るのにぴったりの、屋内の見どころです。
博物館は2013年1月9日にオープンしました。蒸気機関車と客車7両をそのまま活用して「時間」をテーマに飾りつけていて、博物館側は、蒸気機関車と客車で博物館をつくったのは国内で初めてだと紹介しています。開館と同時に、博物館の前に正東津日時計も建てられました。正東津は、ソウルの光化門から真東にある渡し場というところから名前が付いた場所で、初日の出を見に来る人が多いので、「出発の時間、決意の時間、約束の時間」を語るという博物館のテーマともよく合います。
博物館がある砂時計公園は、正東津駅の南の海辺にあります。公園の象徴である大きな砂時計は、1年かけて砂が落ちるようにつくられていて、毎年、新年の最初の日の0時に一度ひっくり返すイベントが開かれます。博物館の前の正東津日時計も見ておきたい場所です。博物館は、太陽が空でいちばん高く昇る正午、日時計の影と太陽が一直線になる瞬間に願いごとをしてみるようにと案内していますが、正東津の正午は日ごとに少しずつ時刻が変わります。時計が指す12時と、太陽が教える正午が違うことを、自分の目で確かめられるわけです。
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