列車を降りると、ホームの端がそのまま砂浜で、その向こうに東海(日本海)が広がっています。正東津(チョンドンジン)は、江陵(カンヌン)の南の海辺の町で、海とほとんど接した小さな駅と、新年の初日の出で全国に名を知られました。一時は閉鎖されそうになった無人駅が、ドラマの一場面で観光地になった物語も、この場所の一部です。
正東津という名前は、朝鮮時代の漢陽の光化門から見て、真東にある渡し場という意味です。ただし、測量技術が発達した後には、実際はソウルの道峰山(トボンサン)の真東にあたることが明らかになりました。
正東津駅は1962年に小さな駅としてオープンしました。利用客が減って廃駅まで取り沙汰されましたが、1995年に放送されたSBSのドラマ**『砂時計』**で、ヒロインが海辺の無人駅で列車を待っていて連行される場面がここで撮影されると、訪れる人が大きく増えました。1997年にはホームの構造を変えて、海側のホームから直接砂浜へ出られるようになりました。いまはKTX-イウムとヌリロ、ムグンファ号が停車し、海にもっとも近い駅としてギネス世界記録に登録されたと知られています。