釜山・南区の牛岩洞(ウアムドン)の丘の上にある、小さな森の公園です。ここに立つと、釜山港と釜山港大橋、影島(ヨンド)と蓬莱山(ポンネサン)がひとつの画面に収まり、日が暮れると橋のライトアップと山腹道路(サンボクトロ)の明かりが灯ります。その風景から「釜山のラ・ラ・ランド」というあだ名がつき、夕日と夜景を見るためにわざわざ訪れる人が大勢います。
眺望の主役である釜山港大橋は、南区と影島を結ぶ橋で、2014年に開通しました。橋の向こうにそびえる山が影島の蓬莱山で、その下の海が、釜山の北港に出入りする船の通り道です。昼はコンテナ船とクレーンが動く港の風景を、夜は色が変わる橋の照明を見られるので、同じ場所でも時間によってまったく違う写真が撮れます。
牛岩洞は、釜山港の埠頭に近い丘の町です。日本統治期に、朝鮮の牛を日本へ送り出すための検疫所と牛舎があった場所で、解放後は帰還した同胞や朝鮮戦争の避難民が、この牛舎を仕切って住まいとして使いました。こうして生まれたソマク村(牛舎村)の保存住宅が現在公開されていて、牛舎の中を仕切った間仕切りや井戸、屋根の換気口などの痕跡を見ることができます。都市の森とあわせて訪れると、丘の上の眺望がなぜこれほど密集した住宅街で埋まったのかが理解しやすくなります。
訪問前に最新情報をご確認ください。