瞻星台(チョムソンデ)は、新羅の善徳女王(在位632〜647年)の時代に慶州に築かれた石造の建造物で、名前は「星を仰ぎ見る台」という意味です。現存する天文台のなかでアジア最古とされ、1962年12月20日に国宝に指定されました。ユネスコ世界遺産「慶州歴史遺跡地区」にも含まれています。
瞻星台に関する最も古い記録は『三国遺事』で、善徳女王の時代に建てたと記されています。具体的な年は史料によって異なり、633年、647年など複数の説があります。場所は、新羅の王宮があった月城(ウォルソン)の北側、現在の慶州市街の平地です。
本体は花崗岩の石を27段、円形に積み上げています。高さは資料によって9.17mまたは9.4mとされ、使われた石の数も362個、365個、366個と記録が食い違います。365個なら1年の日数を表すという解釈もありますが、数え方によって数字は変わります。中ほどの真南に四角い窓が開いていて、その下の12段目までは内部が土で埋められています。てっぺんには井の字の形に組んだ石が二段のっており、上から見下ろすと「井」の字のように見えます。いちばん下の基壇は四角い石で組まれていますが、一辺の長さも資料によって5.35mまたは5.7mと異なります。