城山日出峰から西へ3kmほど、西帰浦(ソギポ)市城山邑固城里に立つ五日市です。日付の末尾が4・9の日に朝早くから市が開かれ、城山沖で獲れた魚や肉、野菜、衣類、農機具まで、済州東部の村人の暮らしの品が一か所に集まります。済州市の五日市のように大きくはないので、かえって町の市場ならではの素朴な雰囲気を味わえる場所です。
固城里は城山邑事務所がある村で、城山邑の中心です。固城五日市は1984年に現在の場所へ移ってから、城山邑の住民はもちろん、海を隔てた牛島面(ウドミョン)や隣の旧左邑(クジャウプ)の人たちまで訪れる市として定着しました。牛島の人たちも、船で渡ってきて買い物をしていた場所です。鉄骨の屋根をかけた長い市場の下に木の売り台が並び、市が立たない日は空っぽのまま、次の市を待っています。
済州では今もいくつかの邑や面で五日市が立ち、規模がもっとも大きいのは済州市民俗五日市場(2・7のつく日)、西帰浦の市内には西帰浦郷土五日市場(4・9のつく日)があります。固城五日市は、こうした大きな市と違って、観光客よりも地元の住民が多い小さな市なので、済州東部の人たちが何を買い、何を食べているのかを間近で見られます。西帰浦郷土五日市場と市の日が同じなので、動線に合うほうを選べば大丈夫です。
市場から城山日出峰まで約3km、渉地コジまで約2kmなので、東海岸の旅の途中に立ち寄りやすい場所です。早朝に日出峰で日の出を見て下り、市場を見物してから渉地コジを歩いたり、城山港から船に乗って牛島に渡ったりと、一日を組むと動線がすっきりします。城山日出峰は2007年に「済州火山島と溶岩洞窟群」としてユネスコ世界自然遺産に登録され、市の日でなくても、このあたりはいつも旅行者でにぎわっています。