光州(クァンジュ)・尚武地区(サンムジグ)の真ん中にある、市民軍の彫刻と追悼空間が森の遊歩道とともにある公園です。1980年5月の民主化運動に立ち上がって捕らえられた市民たちが、軍事裁判を受けた旧尚武台の跡地に作られました。墓地ではなく日常の中の公園なので、散歩をするように歩きながら、5・18の意味を振り返れます。
この場所にはもともと、軍の教育施設である尚武台(サンムデ)がありました。1980年5月に光州市民が戒厳軍に立ち向かった5・18民主化運動のあと、捕らえられた市民は尚武台の軍法廷で裁判を受け、営倉に収容されました。尚武台が他の地域へ移ったあと政府が敷地を手放し、光州市はこの土地に約20万8,000㎡規模の公園を造成して、1998年に開園しました。全体の面積の半分近くが森と緑地です。
旧軍法廷と営倉の建物は、都市整備に伴って、同じ尚武地区にある5・18自由公園に移され、復元されました。そのため、この公園と自由公園、北区にある国立5・18民主墓地をあわせて「民主聖地巡礼」コースとして巡る人が多くいます。
公園のすぐ隣には、都心の寺院である無覚寺(ムガクサ)があり、あわせて訪れるのにぴったりです。毎年5月18日の前後には光州各地で記念行事が開かれ、この公園でも追悼行事や市民行事が続きます。国立5・18民主墓地が犠牲者たちの眠る墓地だとすれば、ここは抗争の記憶を市民の日常の空間に移してきた場所といえます。
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