済州(チェジュ)の南西の端、海に突き出した低い火山の上に立つと、山房山(サンバンサン)、兄弟島(ヒョンジェソム)、加波島(カパド)、馬羅島(マラド)が一列に並んで見えます。松岳山(ソンアクサン)は、噴火口の中にもう一つ噴火口が入り込んだ二重火口の火山です。海岸の断崖の下には、太平洋戦争末期に日本軍が掘った洞窟陣地が連なって残っていて、景色と歴史をあわせて見ることになります。
松岳山は、海底で起こった火山活動によってできた山です。外側の第1火口は直径約500m、周囲約1.7kmで、その内側の第2火口は直径約400m、深さ約69mで、ほぼ垂直に落ち込んでいます。火口の内側には、黒と赤の火山灰の地層がそのまま露出しています。南側は海に落ちる海岸の断崖で、土地がやせているため、一部に植えられた松を除くと、森はほとんどありません。