天井まで積まれた色あせた本の山のあいだに、狭い路地が続く宝水洞古書店通りは、韓国で最も古い古書店街です。朝鮮戦争の避難時代に、箱の上に古本を広げて売っていた露店から始まりました。国際市場(クッチェシジャン)のすぐ隣なので、釜山の旧市街を歩きながら立ち寄るのに向いています。
朝鮮戦争で釜山が臨時首都になると、全国から避難民が押し寄せました。このとき避難してきたある夫婦が、段ボールを敷いて古本と雑誌を売り始め、米軍が読んだ古い雑誌や学生の古い参考書を集めて売る書店も、ひとつ、またひとつと現れました。
戦争中、宝水洞の裏山と九徳山(クドクサン)一帯には、避難してきた学校がテント教室を開きました。学生たちがこの路地を通学路として行き交うなかで古書店が栄え、避難民が加わって、今の古書店通りができました。通りは1960〜1970年代に全盛期を迎えましたが、その後、オンライン書店が増えて、書店の数は大きく減りました。
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