慶州(キョンジュ)の北側、市街地のはずれにある、約102万㎡の森の公園です。新羅の時代に、北側の「気の弱い方角」をふさごうと土を盛り木を植えて造った森「古城の森」(コソンスプ)がはじまりと伝えられ、今では、樹齢を重ねた大きな松の下に毎年夏になると紫色のヤブランが広がる場所として知られています。大陵苑(テルンウォン)や皇理団通り(ファンリダンギル)から車で10分ほどなので、慶州旅行の合間にひと息つくのにぴったりです。
慶州の古い都・徐羅伐(ソラボル)は、南山(ナムサン)・仙桃山(ソンドサン)・吐含山(トハムサン)に囲まれていましたが、北側だけは比較的開けていました。新羅は北川(プクチョン)の対岸に丘を築いて森を育て、この空きを埋めたといいます。この森は、花郎(ファラン)たちが弓や乗馬の腕を磨き、貴族が狩りを楽しんだ場所になったと伝えられています。「黄城」という名前は、朝鮮後期からこの一帯をそう呼ぶようになって定着しました。
黄城公園の中にある慶州市立図書館は、開館から70年を超える図書館です。夏には図書館の庭や公園一帯で本をテーマにしたお祭りが開かれ、公園のプールには毎年1万人を超える子どもたちが訪れます。千年の古都の遺跡のそばで、慶州の市民が実際にくつろいだり運動したりする姿に出会えるので、観光名所を巡るルートとはひと味違う慶州を感じられます。